株式会社 Open Field オープンフィールド

COLUMN

ユーザーの気持ちを考えられるようにする本質的な思考パターン

私は、サイト制作やデザインを行うにあたり、常々、ユーザーさんがどんな気持ちなのかを考えるようにしています。

その考えがまとまってからでなければ、デザインを始めることはありません。

なぜなら、後からユーザーさんのことを考えて、機能やボタンやらを追加するとろくなことにならないからです。

ツギハギになってしまっては、せっかく新築を立てようとしているのに、無謀なリフォームをしているようなもので、あまり良いものができるとは思えないからです。

ですので、今日は、例とともに、ユーザーの気持ちを考えることができるようになる思考パターンをご紹介したいと思います。

ユーザーの気持ちを考えられるようにする本質的な思考パターン

例えば・・・ギフトを扱うお店の場合

産祝いの返礼ギフトを扱うお店があります。そこにお買い物に来る方は、主にママさんです。

そこにお買い物に来るママさんが何を気にしているかと言うと、お返しの品物もさることながら、金額を一番気にされています。

ここで注意してほしいのは「金額を気にしているね!わかったぞ」とならないほうが良いということです。

金額という部分を気にしているを掘り下げると、金額の何を気にしているのかを考えていくことが重要です。

例えば、高いか安いかという判断も、何かの基準があってのことです。だとしたらその基準って何????本人独自の基準?それともママ友からの話によって出来た基準?世間一般の基準?

なんてことを考えてみると、もう一歩深いアイディアが出てきます。

ちなみに、この例の場合は、高いか安いかではなく、もらったものの金額を考慮した上で、妥当な金額であることをきにしているのです。

ココまで来ると、デザインにどう落とし込むかは意外と簡単で・・・

もらったものの金額から妥当な金額の商品が探せるようなサイドメニューなどとなります。

妥当な金額がわからない人のために、その解説もあると更に良いと思います。

ユーザーの気持ちを考えられるようにする本質的な思考パターン

まとめると・・・・

だんだん、話が抽象的になりつつあるので、

今日の話の主旨である

「ユーザーの気持ちを考えられるようにする本質的な思考パターン」 とは何か?に立ち返ると・・・

次のような流れになります。

①ユーザーさんが何を気にしているのかを考える

②気にしていることを深堀りするために、さらに何を気にしているかを探す

③②の答えに寄り添う機能やデザインをくっつける

私個人が大事だなと思うのは②の部分です。一度でた答えに対してさらに同じ質問を投げかけて深堀りしていく作業です。

そうすると安い金額であることを気にしているではなく、「もらったものの値段から考えた妥当な金額」であることを気にしていることがわかります。

今日は、ユーザーの気持ちを考えられるようにする本質的な思考パターンの話でした。

ご参考になれば嬉しいです!

また次回も宜しくお願いいたします。

2021.04.30